浜松工業高校への出前講座
私は社長という仕事柄、対外的な役割も多いのですが、
その中の一つとして「浜松建設業協会」の労務委員会委員長を務めています。
「浜松建設業協会」とは、浜松市内に本社のある53社の建設会社で構成している業界団体です。
普段はライバルとして切磋琢磨する関係ですが、
共通する課題や問題には協力して対処することが協会の目的です。
分かりやすい例としては、静岡県や浜松市との間で災害協定を結んでおりますので、
非常事態には地域の皆様の生命・財産を最優先で守るべく加盟会社で団結して対応をします。
浜松建設業協会のサイト↓
http://www.hamakenkyo.or.jp/
今回は労務委員会の活動の一環として、
7/12(金)に浜松工業高校土木科1年生40名を対象とした「出前講座」を行いました。
これは私が労務委員会委員長になってから10年近く取り組んでいる活動です。
加盟各社の若手社員が自身の仕事内容を高校生相手へプレゼンします。
高校生が進路を検討する際の参考にしてほしいという想いの活動ですが、
建設会社の仕事に興味を持ってもらい少しでも就職希望者を増やしていきたいとも考えています。
今回は当社と共に中村建設さん、天龍造園建設さん、とやま建材さんの若手社員にプレゼンして頂きました。
各社とも映像やスライドを駆使した素晴らしいプレゼンで、生徒たちも真剣に聞き入っていました。
天竜造園の社員さんによるプレゼン
各社のプレゼンの後に、この春に浜工土木科を卒業した当社の田嶋涼さんがスピーチを行いました。
田嶋さんは、今回聴講してくれた1年生とは入れ違いになりますが、
母校出身のごく近い先輩として、
「なぜ建設会社を選んだか」
「なぜ常盤工業を選んだか」
「今どんな仕事をしているか」
などとてもわかりやすく尚且つ立派に発表してくれました。
発表者本人にとっても良い経験になったと思います
田嶋さんの発表後には、質疑応答の時間を設けました。
生徒たちは次々と手を上げて、
「現場監督の仕事のやりがいは何ですか?」
「今までで辛かったことは?」
「給料やボーナスはどれくらいですか?」
「残業や休日出勤はありますか?」
など、質疑が途切れることがありませんでした。
浜松工業高校さんには1年生から高く意欲をもった生徒さんが集まっているなと実感させられました。
また、各社の若手社員も高校生の興味を引き出す良い講義をしてくれたのだと思います。
業界全体の課題である「担い手の確保育成」について、協力して取り組むことも大切だと改めて感じました。
生徒達にとっても、我々建設業協会各社にとっても、とても有意義な時間を過ごすことができました。
Written by 市川 浩透