最後の盛和塾世界大会
7月17(水)18(木)と、約5000名の経営者が集まって開催された「盛和塾世界大会」に参加してきました。
日本最大のコンベンションホール「パシフィコ横浜」で開催されました。
盛和塾とは、稲盛和夫氏が塾長を務める経営塾です。
稲盛塾長は、京セラとKDDIの2社を創業してそれぞれ売上数兆円規模の企業に育て上げました。
またJALの再建を見事に成功させた稀代の経営者です。
盛和塾が出来たのは30年ほど前のことです。
京セラの地元京都の塾生数十名からスタートして、
今では日本国内のみならず世界各地に広がり、
塾生数は約1万5000名を数えます。
それだけ世界中の経営者を引きつけるものが
稲盛塾長の教えの中にあるのだと思います。
私は2002年に入塾し、17年間に渡って稲盛哲学を学ばせて頂いてきました。
2014〜2015年には静岡塾の代表世話人を務め、
浜松アクトシティにおいて「塾長例会」を開催する機会がありました。
「塾長例会」には全国から約1000名の塾生が集まり、
翌日は「浜名湖海水浴ツアー」を企画。
多くの経営者に浜松が持つ産業、自然の魅力を伝えることができました。
そして何より、塾長のお近くでその哲学に触れるという
貴重な経験をさせて頂きました。
その際に頂いた塾長のサイン「至誠」は、私の宝物です。
ご存知の方も多いと思いますが、
盛和塾は今年一杯での解散を決断。
そして今回が最後の世界大会になりました。
御歳87歳の稲盛塾長は体調が優れないとのことでご欠席でしたが、
最後となる塾長講話(代読)「フィロソフィをいかに語るか」を聴いて、
私は想いが溢れて涙が止まりませんでした。
そして最後の最後に、参加した5000名の塾生全員で、
万感の思いを込めて、京都の塾長に向けてエールを送りました。
稲盛塾長とのご縁、盛和塾とのご縁を頂き、経営者として本当に幸運でした。
常盤工業の経営をしっかり行って今よりも発展させて、
1人でも多くの社員を幸せにしていくこと。
改めてそのことを誓って、私自身もこの2日間を締めくくり、帰路につきました。