いざ探検!近江商人発祥の地に潜入!
夏が近づいてきて、暑くなってきましたね。
経営企画担当 はしもとです。
6月某日
経営企画担当 髙橋、はしもとで滋賀県へ視察に行ってきました。
Shizuginship主催 ~近江商人の『三方よし』の精神を現代に生かす~「自然に学ぶ、ラ コリーナ近江八幡体験ツアー」に参加しました。
はしもとにとって初出張&修学旅行ぶりの滋賀県訪問にワクワクしながら向かいました。
ところでみなさん『三方よし』ってご存知ですか?
『三方よし』とは、「売り手よし 買い手よし 世間よし」のことで、商いというものは、売り手も買い手も適正な利益を得て満足する取引でなければならない。そして、その取引が地域社会全体の幸福につながるものでなければならないという近江商人が到達した共存共栄の精神を表しています。
そんな近江商人の発祥の地で創業した「たねや」グループCEO山本氏による近江商人の教えにも通ずるSDGs経営についての講演と近江商人博物館に行ってきました。
米原駅からバスで揺られること50分
まず向かったのは近江商人博物館
近江商人の歴史や各地を渡り歩いていたときの格好や持ち物、家訓などが展示されていました。
自分の利益よりも相手のことを考えたり、社会全体の幸福も考えたりする近江商人の精神は当社の経営目的や社是である「自利利他」とも同じような考え方で、その根本を知れたように思えます。
その後、博物館周辺の近江商人の街並み五個荘(ごかしょう)を歩き、朝ドラなどの撮影地にもなっている大城神社や大きすぎる鯉を見て、歴史的な街並みを見学しました。
学生時代にまちづくりについて勉強していましたので、歴史的な街並みについても授業で取り扱っていました。
実際に見る機会というのは少なかったので、こうして学生時代に勉強したことを社会人になって見れて良い経験になりました。
歴史的景観を守ることで近江商人の精神も後世に残していく、そして私たちもその精神を知れる・思い出せる重要な場所であると感じました。
昼食は近江牛を食べました。
地のものを食べれるのは視察の醍醐味ですよね。
美味しかったです(^^)
そして午後は「ラ コリーナ近江八幡」へ!
バスガイドさんから「ジブリみたいな場所で・・・」と言われたのですが、想像がつかず・・・
いざ探検!!!(ラ コリーナのガイドさんが案内してくれました)
ドンッ!!!!
ドドンッ!!!!
ドドドンッ!!!!
ラ コリーナ近江八幡は和菓子屋さんと聞いてたのですが、見渡す限りみどりみどり・・・
真ん中に田んぼがあってその周りを囲うようにショップや工場、たねやの本社などがあるという感じでした。
水がなければお菓子の原料である作物は育たない、自然と共生する商売であるということから、ラ コリーナのコンセプトは「自然に学ぶ」。
商売としての原点を常に忘れないという想いがラ コリーナにはたくさんつまっているという印象を受けました。
CEO自ら長野県の山に建物に使う栗の木を選別しに行ったり、新入社員はまず田植えを経験したりと、自然と共生し、自然に学ぶ、雑草さえも大切な植物として扱って抜かずにいるそうです。
そして、この全体の設計をしたのが建築史家・建築家の藤森照信氏です。
藤森氏は浜松だと「秋野不矩美術館」の設計をされています。
また、当社でも藤森氏の設計で施工をさせていただいた建築物があります。
ラ コリーナは藤森氏の作品の特徴である自然素材を生かした設計となっており、屋根にも植物、本社の展望台は青銅で作られ、経年変化によって緑色となり自然と共生していく美しさを見ることができます。
緑色に経年変化した展望台がどんな風景なっていくか気になります・・・!
東京ドーム2.5個分の敷地の中で私が感銘を受けたのはこれ!
柿傘と呼ばれ、上から柿の木が飛び出しています!
お菓子の原点は柿といわれており、その原点を忘れないように、いつでも思い出せるように入口に置かれていました。
CEOの山本氏のお話からも会社の歴史や原点を大事にすることの重要さを学ぶことができました。
他にも、古くなって使わなくなったバームクーヘンの棒をこのようにオブジェとして活用していたり・・・
バームクーヘン工場から本社までの遊び心満載のヒミツの道を通らせてもらったり・・・
部屋の中にみどり、細すぎる!トビラ!
ワクワクが止まらない1日でした。
学生時代、現代を生きる私たちが歴史や創業を大切にする意味があまりわからなかったのですが、社会人となって3か月目となり今回の視察を含め様々な業務を通して少しその理由がわかってきました。
歴史や創業を大切にすることは物事を判断するときの基準になったり大人数の社員が同じ目標を達成するために重要なのだと理解しています。
また、歴史や創業を大切にすることで仕事に説得力や信頼感が生まれると感じました。
今回の滋賀県視察をこれからの仕事に生かせるようにがんばります!
Written byはしもと