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佐藤珠莉さんのファースト写真展
こんにちは。広報の高橋です。
浜松市市民協働センター2階ギャラリーで開催中の
佐藤珠莉さんのファースト写真展 届けたい を見てきました。
佐藤珠莉さんは東日本大震災でお姉さんを亡くされた
宮城県石巻市に住む小学校6年生の少女です。
お姉さんの愛梨さんは当時6歳の幼稚園児。
帰りの幼稚園バスに津波が押し寄せ現場は炎に包まれ、そのまま帰らぬ人となります。
数年後、彼女の最期の場所に真っ白な花が咲きました。
その白い花を中心に、お姉さんの遺品なども撮影した写真が展示してありました。
珠莉さんの写真にはお姉さんの愛梨さんが息づいている
そんな印象を受けます。
愛梨さんの生きた証、死という現実と向き合うことが、
ご遺族にとってどれほどの葛藤や苦しみなのか私には想像できません。
ただ感じたのは、向き合ってきた人の強さでした。
だから私は、前を向く力をもらえる写真展だと思います。
あの日から9年が経ちます。
家族ができ、職も変わり、東京から浜松に来て、
個人的に大きな変化があった月日でした。
振返れば、私にとっても人生観を変えるような大きな出来事だったように思います。
珠莉さんたちには決して及びませんが、
しっかりと向き合う時間をつくれたらと思います。
愛梨さんの最期の場所に咲いた真っ白な花。
その花の名を「あいりちゃん®」と名付け、
各地で育てる事で、命の大切さを世界へ広める活動が
「アイリンブループロジェクト」と言うのだそうです。
Written by 高橋