カードゲーム「SDGs de 地方創生」(SDGs社内研修2回目)
SDGs推進担当の高橋です。
SDGsについて全3回の社内研修のうち今月は第2回目です。
今回の内容はカードゲームです。
体験型の研修で、SDGsを体感してもらいます。
講師は先月に引き続きウィル&ウィール代表の五明玲子さんに努めて頂きました。
今回研修で体験したのは、「SDGs de 地方創生」というカードゲームです。
地域社会の事例をもとにした具体的な内容について、
地域で活動するプレイヤーとなりロールプレイするというゲーム。
まちの状態を表す「人口」「経済」「環境」「暮らし」という4つの指標が、各プレイヤーの活動により変動。
各プレイヤーの活動が地域にどのような影響を与え、その結果としてまちは消滅に向かうのか?持続可能なのか?を疑似体験します。
ゲームの説明を聞いてからゲームスタート。
1タームを3年間として時間が進んでいきます。
各プレイヤーが活動を起こすと、自分たちのお金や資源が減ったり増えたり。
また、まちの状態を表す「人口」「経済」「環境」「暮らし」のゲージが変化したり。
社員もいつの間にか夢中で他のプレイヤーと交渉したり、協働し始めたりして、
ゲームがすっかり活発化します。
1タームが終わると「人口」ゲージが自動的に1つ減ります。
これは日本の地方自治体に共通する出来事ですね。
「人口」以外のゲージも含めて数値が不足すると実行できない活動があったり、
まちの状態にプレイヤーの活動が影響を受ける事態も出現します。
4ターム12年後の私たちのまちはどうなったかというと…
土曜日の本講はこちら。
極端すぎますね。
人口が1/5になりましたので、この先住みたいかは微妙です。
一方で月曜日に行った補講の結果はこちら。
お見事!全てのゲージがプラスになりました。
ゲーム後は、ゲームと現実社会とどこが同じでどこが異なるか話し合います。
持続可能性の低いまちになってしまった土曜日には
「自分の目標や利益を追いかけていると夢中になって、まちの状態や他者の利益を忘れてしまった」
という意見が出た一方で。
持続可能なまちができた月曜日では、
「暮らし」ゲージが1まで落ち込んだことが逆にまちへの参画意欲を高めて、
「暮らし」ゲージの回復以外にも様々な相乗効果でまちが発展。
講師の五明さんが言われた「実際のまちは目に見えるゲージは存在しない」という言葉。
気づかないうちに地域社会や地球が持続できない状態にどんどん近づいていて、
何もしなければ手遅れになるかもしれないし、
一人ひとりが意識して行動すれば持続可能なものにしていけるかもしれない
ということをカードゲームで体感できたような気がします。
次回の最終回の研修では、持続可能な未来を実現するために
常盤工業としてどのようなアクションをできるのか社員全員で考えていきたく思います。
Written by 高橋